湘南国際マラソン2016
一昨年、昨年に続いて3回目の湘南国際マラソンに参加してきた。
昨年に比べると風もなく暖かく、予報によると気温も上がるとのこと。実際、終始好天で暑くて、汗もよくかいた。
練習は明らかに不足。7月のはじめに左ふくらはぎを負傷、肉離れに。それから数ヶ月、治ったかと思って走ると治ってなくて、これを繰り返して、10月にはやや走れるように。満を持して参加した湘南国際対策のLSD25kmを走ったものの、ふくらはぎに加えて左足の付け根とシンスプリントも痛めて、翌日には右脚全体が壊死するんじゃないかと不安も抱いた。それからしばらく練習を休んで、11月下旬のハーフマラソン1ヶ月前となり、これじゃいかんということで、まずは200mのスロージョグとウォークを繰り返すという超低負荷トレーニングで徐々に足の痛みを低下させていった。これがうまくいって、10月末にはおおよそふくらはぎの痛みは出ないようになったが、多少の張りは残っている。
11月3日は予報を覆す好天。湘南国際1ヶ月前ということで30km走を敢行!これがしんどかった。20km越えたあたりでスタミナが途切れ、30kmにはバテバテで到着。ろくに補給を準備しなかったのもよくなかったのだけれど、走りこみ不足は明らか。
とにかく完走、できればサブ4をターゲットとして残りの1ヶ月の練習を積んだ。
スタートでは知り合いに会っていろいろレースプランを話すことができた。なんとなくレースのイメージができていいスタートが切れたような気がする。サンキューTさん。
最初の10kmは50分ちょうど。あれ、サブ3.5を達成した昨年より早いぞ?20km、30kmは49分、48分とほぼイーブンペースで西湘バイパスにたどり着いたところで脚が乳酸でパンパンになり、ほぼ限界に。のこり約10km、歩いたり足を攣ったりで、サブ3.5は早々に諦めて、西湘バイパスからの海の眺めと沿道のスタッフや応援の人たちとのやり取りを楽しみながら気を紛らして、脚の具合がよくなれば少しは走って。残り2kmはなんだか調子が戻って、キロ5分半ぐらいで走ることができたし、ゴール手前の坂を上ってからは力を振り絞ってダッシュ。
うん。なかなかいいレースだった。西湘バイパスに入る32kmぐらいまではあっという間、すごい快適に走ることができたし。少し暑いぐらいが気持ちのいい汗が流れていい気分。今回はそれほど記録にこだわってなかったから歩いたりするのも気持ち的には楽だった。
湘南国際。これを走ればもう年末。季節の目印として来年もまた走ろうか。
10/29 NEC対神戸製鋼
久しぶりの昼間の秩父宮。空は曇りだけど暑くもなく寒くもなく、心地よい観戦日和。客の入りはいつもどおり、バックスタンドは7割くらいかな。
NECのゲームを見るのは今シーズン3回目。東芝戦、NTTコム戦、いずれもラインアウトをはじめとするセットプレーが安定しなかった印象があったが、今回はそんなに問題はなかったようだった。後半のはじめにスクラムでプレッシャーを受ける場面があったが、双方でフロントローが変わったこともあって徐々に対応されてた。
コウベは試合早々、SOが負傷退場したのがよくなかったのでは。フレイザーや楽平にいいボールが回ればキレのある走りを見せていたから、SOが代わらなかったもっと両ウィングが走ってたのかな。
NECではフランカーで入ったスコットヒギンボッサムがよかった。ボールによく絡むし、コウベのフーリーとマッチアップしてよく止めてたと思う。
それにしてもコウベは残念。2敗目。
平尾誠二
平尾誠二が亡くなった。
平尾誠二氏が53歳で死去 日本代表をけん引したミスターラグビー - ラグビー - SANSPO.COM(サンスポ)
ラグビー観戦にはまりだしたのが1995年ごろだったので、平尾が出場してる試合を見たことはないかも。とはいえ同じ大学だし、何よりカッコいいおっさんだったので、嫌いではなかった。というよりも、神戸製鋼のラグビーのコンセプト、always attackとか好きだったし、トップリーグで好きなチームの一つだ。正面とかジャック・フーリーとか。
日本代表監督には34歳で就任したのか。若かったな。まだこれから表舞台で活躍することもあるだろうと思っていたので、今回の訃報はショックだったし、残念だった。
基本的にはシャイな人だったんだろうなと思う。目立つのがあまり好きではないのだろう。でも、それ以上に空気を読むというか、頭が良くてかつ気配りとか相手の気持ちを慮ることができて、しかもカッコいいからまわりがほっておかない。本人も期待に応えようとするから、結果としてスターになってしまった。今回、病名や死因を非公開としたり家族葬にしたのは、そういう意味でこの人らしいなとも思う。
来週、10/29は秩父宮で神戸製鋼の試合がある。追悼というわけではないけれど、コウベのラグビーを観ることで、故人をしのぶことができるような気がする。
2016年ノーベル文学賞にボブ・ディラン・・・どんな気分だい?
ニュースでは相変わらず村上春樹の受賞期待を取り上げていたが、まさかのボブ・ディラン。村上春樹もボブ・ディランが好きなはずだから(たしか作品の中で取り上げていた記憶が)、コメント出さないかな。自分のことのように嬉しいとか。
ビートルズは散々聴いたけど、ディランはほとんど聴いていない。CDとかも手元にない。誰かのカバーを聞くことが多いかな。ラジオでディランがかかることなんかほとんどないし。
ディランで思い出すのは最近のテレビ、NHKのEーテレの番組で浦沢直樹がlike a rolling stoneの歌詞を取り上げていた。一時は成功を収めたがやがて落ちぶれてしまった誰かに対してディランが「どんな気分だい?」と問いかけている。どんな気分だい?番組で浦沢は、この歌詞はディラン自身が自分に問いかけているんだ、成功したディランはそれでもみじめな気分の自分を客観的に眺めて問いかけている、どんな気分だい?
浦沢自身も最近はよからぬスキャンダルが暴かれて、まさしく「どんな気分だい?」なのだろう。
どんな気分だい?、客観的な内省と言い換えてもそれほど間違っていないだろう。
村上春樹の登場人物は「悪くないよ」と答えるんだろうな。
ランニングシューズ 「ブルックス グリセリン13」
新しいランニングシューズを購入。約1年ぶり。
[ブルックス] BROOKS ランニングシューズ メンズ グリセリン13 1101991D 062 (ブラック/ハイリスクレッド/シルバー/26.5,US 8.5)
- 出版社/メーカー: Brooks
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購入したのはB&D渋谷店。ランシューズ購入はだいたいここ。
来月の半ばに横須賀のハーフマラソン、12月には湘南国際フルにエントリーしている。が、7月の頭にふくらはぎを痛めて(肉離れ)しまい、がっつり走りこむ予定だった7~9月はほとんど走れなかった。そして、実はまだ痛い。
おそらく今回は自己ベスト更新は無理だろう。目標は完走。練習においても怪我を悪化させない、新たに怪我をしないことを心がけることになる。そんなこともあったので、ここは一つシューズを新調して気分一新というところもあったりする。
グリセリンは何世代か前のモデルを履いていた。たしか二足続けて購入したと思う。それぐらい気に入ってた。重厚な造り、ソフトに包み込む感触、前方へと体を動かしてくれる傾斜、軽量タイプではないがあまり重さを感じさせないところが気に入っていた。試着の感じでは、今回のモデルもそれらの特徴は活きているように思われる。怪我の予防にも悪くないし、サブ4ならこのシューズでいけるだろう。
明日は平塚でLSD。このシューズをおろす。
マラソンシーズンを堪能する一日になる予感。とか。
『肩書き捨てたら地獄だった』 読書感想
今さらながら読んでみた。刊行は2年前か。
肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方 (中公新書ラクレ)
- 作者: 宇佐美典也
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: Kindle版
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アゴラとかでよく見かけるブロガーが著者。東大卒で元官僚。
タイトルから想像したのは「安易に会社や勤め先辞めたら駄目よ、地獄見るよ」っていう内容です。起業やフリーランスがもてはやされる風潮を批判的に論じて、今の仕事にしがみつけみたいなメッセージかと思って、まぁ気にはなっていたけど読まなかったというところがある。
ところが読んでみると、「セルフブランディング・セルフプローデュースのススメ」みたいな内容。「自分は組織を離れて地獄を見たけど、遠からず組織に頼れない時代が来るのは必至。だから組織を離れてもセルフブランディング・セルフプロデュースで生き抜こう!」っていうメッセージでした。
セルフブランディング。たしかに憧れる。はあちゅうとか。でもハードル高いんだよね。はあちゅうとか。ある程度自分のバックボーンを吐き出さないと駄目みたいな雰囲気があって。はあちゅうとか。まぁフィクションでもいいんだろうけど。
この本の中でも自分語り的な「ストーリー」を提示して認知されるように努力する、みたいな提案がある。抵抗あるなぁ。自分としては、「ストーリー」で認知してもらうのではなく、「機能」として認知されたいという欲望がある。匿名性に守ってもらいたいというか。こんなこと言ってるからブログも続かないんだろうけど。
セルフブランディング、実際にはブログ書いたりSNSで発信したりすること、億劫だったけど少しはそういったことを考えたりしないといけないなぁと思わせて、そっと背中を押してくれる一冊。でした。
で、冷温停止中だったこのブログも再開してみようかと。